サンマとカタール 女川つながる人々
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宮城県女川町は牡鹿半島の付け根にある水産業の町。サンマの水揚げで有名だ。「あの日」2011年3月11日、住民の1割近くが犠牲となり、8割以上が住まいを失った。
最初の希望は、中東の国カタールによってもたらされた。古くは漁業で栄えたカタールは、震災直後に基金を設置し津波対応を施した冷凍冷蔵施設「マスカー」を建設。そして、小さな町だからできる独創的な発想と素早い行動、5年たった今でも寝る間を惜しんで復興にかける若きリーダーたち、その仲間が生み出す波及効果。人々の輪は町を飛び越え広がっていく。